過去ログ - 理樹「次に目を開けると深夜を徘徊する老人となっていた」
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23:名無しNIPPER[saga]
2016/10/27(木) 21:21:33.79 ID:wZeKWuFS0
直枝家

理樹(家に着くと彼は僕を居間に案内した。すると既に連絡していたのかそこには1人の女性が立っていた。しかし……)

「……………」

理樹「………えっ、家族に姉もいたっけ?」

恭介「残念ながら高校生3年生の母親だ」

理樹「いやいやいや……」

理樹(到底信じられなかった。肌はツヤツヤ、髪も輝き、その上身長もかなり低い。これなら制服を着ても違和感がない)

理樹「だけど……確かに面影がある」

理樹(もしも本当に僕らの子だとすれば鈴の遺伝子を濃く受け継いでいるんだろう。鈴がもう少し大人なったらこんな姿をするんだろうか?微妙に似てないのは僕のせいだろう。でも、とても綺麗だった)

娘「………お父さん、まずはそこに座って」

理樹「あ、はいっ!」

理樹(僕と恭介は絨毯に正座した。そして彼女は仁王立ちでこう言った)

娘「もーまた散歩したでしょっ。次にしたらお菓子抜きだぞっ!」

理樹「えっ?うん……」

理樹(なんか激怒のイメージが違った)

娘「心配させたらめっだ!罰として今日はずっと家にいること!」

理樹(いや、怒っているのは怒っているんだろうけど…なんというか、まるで鈴が真人にキレてる時みたいで……)

理樹「ご、ごめんなさい……?」

恭介「プッ……クククッ…!」

理樹「………ハッ!」

理樹(さ、さては騙したな!わざと僕にメガネを掛けたヒステリックな人を想像させて着くまで怒られることにビクビクさせたんだ!)

娘「………とりあえずもう朝だ。お腹減ってない?」

理樹「そういえば……」

理樹(コンビニに着いてからもう何時間かは経っただろう。今まで急展開だらけでそれどころではなかったが、そろそろ胃が寂しくなっていた)

娘「昨日の肉じゃがが残ってる。恭介は?」

恭介「俺も食うわ。でも今日は爺ちゃん捜しのために寝てないからなぁ、もう学校休んでいいかな?」

娘「しょーがないな。でも昼からはちゃんと行くんだぞ」

恭介「へいへい」

理樹(この会話の感じ……まさしく鈴と恭介が喋ってるみたいだ。立場は少し違うけど)


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