過去ログ - 理樹「次に目を開けると深夜を徘徊する老人となっていた」
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30:名無しNIPPER[saga]
2016/10/28(金) 23:39:38.03 ID:KBCP6mShO


喫茶店

理樹(恭介と喫茶店に入った。彼の言うところによると人間、ネガティヴな思考に陥ってしまう時は必ず腹が減っているという)

恭介「……よし、じゃあ注文しようか。ああ、行っとくがいくら中身が若いままだからって同じように食いまくったりしないでくれよ?体の方は米寿なんだからな」

理樹(米寿……よくそれで動き回れたものだ)

恭介「すいませーん、こっちもいいですかー?」





…………………………………


…………………




理樹「ごめんトイレに苦戦しちゃって……」

恭介「ああ、うん……そう言う訳だから……はいはい、分かってるって!じゃ、晩御飯よろしく」

理樹(帰ってくる頃には既に料理が運ばれていた。恭介は母親と話していたのか僕が来ると携帯を切った。きっと学校を1日サボる言い訳を説明していたに違いない)

恭介「いや、いつもなら倍近く時間がかかっている所さ。ま、という訳で理樹____やっぱ慣れねえな___爺ちゃんがどうしたいのかを改めて聴こうか」

理樹(恭介は話を聞く態勢……つまりランチを食べ始めた。お腹が減ってるのは恭介の方じゃないのか?)

理樹「僕か……僕はそうだな。まだ完全に信じた訳じゃないけど、もし本当にここが70年後の世界なら僕は自分の知り合いに会いたい」

恭介「…………………」

理樹「……恭介?」

恭介「そう言うと思ってさっき爺ちゃんが行っている間に母さんに聞いたよ。婆ちゃんが亡くなったのは8年前。その当時、葬式に来た人の中で学生の頃からの知り合いだった人は数人しかいなかったそうだ」

理樹「ということは……」

恭介「……おそらく、残りの皆は連絡が取れなかったか、来られる状況になかったんだろう」

理樹「そう……だよね」

恭介「………ようし!帰ったら電話帳を調べよう!そこで爺ちゃんの友好関係を洗い出すんだ!」

理樹「そ、そうだね!」

恭介「そうと決まりゃ早速平らげるぜ!」

理樹「よーし!………ウッ!ゴホッゴホッ!!」

恭介「わーバカ!そんな体で無理するんじゃねえよ!」


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