過去ログ - 爽「なあユキ、>>2してくんね?」ユキ「は?!>>2ですか?」
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403:名無しNIPPER[saga]
2016/11/08(火) 21:14:17.62 ID:fmjR3Etd0

杏果「フェイク…?」

ユキ「はい。 あの時、杏果ちゃんのお母さんは、血文字を残そうとしたわけではない… あれは、犯人の気を引くためにわざと書いた… “消されることを前提として書いた”んです」

閑無「え、ど、どゆこと?」

ユキ「お母さんは、犯人の目を自分の右手に向けさせるために、あの血文字を書いたんです。 そして、実は・・・」

ユキ「その逆側、左手で、私たちにメッセージを残していたんです」スッ  パカッ

慕「?」


ユキは、自分の携帯を取り出し、開いてみせた・・・

そこには、奇妙な形をした人の手が写っていた。


憧「… これは…?」

ユキ「これは、遺体を見つけた時に撮影した、杏果ちゃんのお母さんの“左手”です」


その左手は・・・ 親指、人差し指、中指がピッと立てられ、クイッと手首を直角に曲げた状態になっていた…


憧「これは… 手話で使われる、指文字?」

ユキ「そうです。 この親指、人差し指、中指を立てる形は、『し』や、『しゃ・しゅ・しょ』の音を表すこともあるんですが・・・」

ユキ「この手は、さらにその状態から不自然に手首が曲げられ、自分の足元の方を向いていました」

ユキ「この場合の指文字は、たった一つの音しか表していません」

閑無「たった一つの音…?」

玲奈「そ、それは…?」

ユキ「はい、それは・・・」


ユキ「『す』の音です」




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