過去ログ - 【ペルソナ5 奥村春SS】春のまにまに
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80:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/29(土) 23:49:11.56 ID:sIrnBUYZo
 そしてもはや急いで帰る必要もなくなった私は、申し訳なさと恥ずかしさから俯き加減にそう答えるのだった。



 彼と二人でおじ様のコーヒーを待つ時間は、控え目に言っても幸せそのものだった。

 私の知っていた、素朴な温かさ。ほっとする心地好さ。私の居場所。この場の誰一人、血は繋がっていなくとも、私の憧れていた幸せが、家族の姿がここにあった。

「はいよ、お待たせ」

 もう一度お礼を言ってから出てきたコーヒーの香りを楽しみ、一口啜る。

「……おいしい。これおいしいです、おじ様」

「そうかい、そう言ってもらえると嬉しいね」


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