62:名無しNIPPER[saga]
2016/11/07(月) 16:35:04.67 ID:EeggShgWO
やる気というか揉む気だけは充実しているので意気込んでみたものの、実際そんな都合よくお山に登らせてくれそうな可愛いアイドルの女の子なんて現れてくれないよね……
「…………愛海しゃん……こんな場所にいたんでしゅか……」
愛海しゃん……?あたしの名前をこんな風に呼ぶ人なんて……
この事務所には一人しかいないはず。
噴水を背にして声のしたほうへ振り返る。そこには予想通り、知り合いの女の子が何故かしんどそうに肩で息をしていた。
「都合よく現れてくれたね、くるみちゃん!」
「ふぇぇん……やっと見つけたあぁぁ……くるみ、歩き疲れたよぉ〜……」
顔中汗だくで鼻水も垂らし、涙目で泣きベソをかいている彼女の名前は、大沼くるみちゃん。
あたしとは同期で、アイドル候補生七人のうちの一人。確か年齢は今年で十四歳。あたしより一つ歳下の中学二年生だね。
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