過去ログ - 杏「気付いた日から、つまりごっこと呼ぶ日から」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/02/01(水) 16:18:12.19 ID:97Yf6KtYO
「「それなんだけどさ」」
杏の状況を伝えようとして。
文脈を無視して、プロデューサーが口を開いた。
一体なにがそれなんだけどさ、だよね。
まぁ多分、気付いたんだろうけど。
「双葉の状況は理解してる。不器用と不器用は合わないからな」
「なに言ってるの?兎に角まぁ、杏はもうすぐ
「なぁ、双葉」
また、突然遮られる。
まるで杏に、それを言わせないようにするかの様に。
「俺としてはまだ諦めて欲しくない。だから此処に呼んだんだ」
「ちょっと話についていけないかな。もう少し詳しく話して貰っていい?」
「きっと双葉は、フレデリカから色々教えてもらっただろ?でもそれ以上に、双葉はあいつを支えてたんだよ」
「杏にそんなつもりはないけど?」
「無意識のうちかもしれないし、元々持ってた才能だからかもしれないな。少なくとも双葉は、誰かを支えたり纏めるのに向いてる」
「めんどーな事は嫌いだけどね」
「そんな双葉に提案だ。とあるユニットを企画してるんだが…リーダー、やってみないか?」
「話聞けよ」
まったく、めんどーな事は嫌いって直前に言ってるじゃん。
はぁ…察しがいいのも困り者だね、お互い。
もう話の流れで嫌でも分かるよ。
…安心したら、なんだか力が抜けてきちゃった。
一気にコーヒーを流し込んで、お代わりを注文する。
砂糖もミルクも入れない。
今は苦くていいや。
任せてもいいよね、このプロデューサーなら。
どっちが恩返しか分からないし、多分そんなことも関係ないんだろうけど。
新しい場所に連れてってくれそうだし、新しいものを見せてくれそうだし。
それが風景か、自分自身かは分からないけど。
少なくとも、これからも楽しめるなら。
「受けてくれるか?杏」
「否定すると思ってる?プロデューサー」
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