過去ログ - 魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」
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141: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:04:13.67 ID:DVa9p2REo

慌てて場の空気を変える話題を考えたが、こんなときに限って全然思い浮かばない。

男「楽しいからついつい飲みすぎてしまいました。……ちょっと、席外しますね、すいません」

以下略



142: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:05:54.98 ID:DVa9p2REo

化粧室

男「……」

以下略



143: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:07:39.89 ID:DVa9p2REo

魔女の仮装。
もちろんそんなことは理解している。

ただ、彼女の話の中に見つけた小さなほころび。
以下略



144: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:08:20.77 ID:DVa9p2REo

男「……戻るか」

ハロウィンが終わるまでにはまだ時間がある。

以下略



145: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:09:32.83 ID:DVa9p2REo

男「……あれ?」

戻ってみると席に彼女の姿がない。
辺りを見回すが、見つからなかった。
以下略



146: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:10:40.38 ID:DVa9p2REo

男(さっきの質問が良くなかった? まさか、そんなことで?)

そう思ったとき。
林檎酒のジョッキに彼女の顔が映った。
以下略



147: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:11:26.91 ID:DVa9p2REo

意気揚々と物を語り、目を輝かせながら話に聞き入り、コクコクと喉を鳴らして林檎酒を飲む。
楽しげな彼女の様子を見ながら、頭の隅で考えた。

明日には彼女は何をしているのだろうか。
以下略



148: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 17:11:57.09 ID:DVa9p2REo

ふと気がつくと林檎酒は空になっていた。見ると、彼女のもだ。

男「何か飲みますか? 僕はそろそろコーヒーでも頼もうかなと思っていますが」

以下略



149:名無しNIPPER[sage]
2016/10/29(土) 20:11:04.06 ID:841YFCB10
よいぞ


150: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 22:00:14.90 ID:DVa9p2REo

「何がハロウィンだ!! 馬鹿馬鹿しい!」

カウンターにてコーヒーとココアを待っていると、店内に怒号が響いた。
場にそぐわぬ声に振り返ると、さっきすれ違った男だ。
以下略



151: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 22:02:30.28 ID:DVa9p2REo

「わ、悪かったよ。そんなつもりじゃなくて」

ゾンビの男は引きつりながら、言葉を返す。
どうやらその場のノリで、ちょっかいをかけてしまったらしい。
以下略



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