過去ログ - 魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」
1- 20
172: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:33:34.36 ID:DVa9p2REo

外の冷たい空気に、頭の熱が少しずつ奪われていくのが分かった。

男(『次は』……彼女と踊る機会は。もうないのだろうか……)

以下略



173: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:36:37.64 ID:DVa9p2REo

店に寄り、スーツの姿に戻る。
コートを羽織ったが、妙に寒い。

魔女「どうした?」
以下略



174: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:38:49.36 ID:DVa9p2REo

もうすぐ今日が終わる。
口に出すことはなかったが、それは分かっていた。

男(そうしたら、その先はあるんだろうか)
以下略



175: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:41:09.98 ID:DVa9p2REo

どちらから言い出したわけでもなく、初めて出会った場所に向かっていた。
彼女をどこまで送ったらいいのか聞くべきだったのかもしれない。

男「……」
以下略



176: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:44:21.78 ID:DVa9p2REo

男「……」

魔女「……」

以下略



177: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:48:33.84 ID:DVa9p2REo

魔女「面白いところだったよ。私の知らないものばかりで、驚くことばかりだった」

男「まだたくさん、あなたの知らない面白いことがありますよ」

以下略



178: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:50:34.21 ID:DVa9p2REo

男「いや、まだ……」

魔女「私は自分の国に帰らなければならない。そこが私の本来いるべき場所だから」

以下略



179: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:53:01.03 ID:DVa9p2REo

彼女は2,3歩前に進むと、くるりと振り返った。

魔女「それでは、ここでさよならだ」

以下略



180: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:54:48.96 ID:DVa9p2REo

男「待った、待って下さい!」

魔女「どうした? 何か忘れ物か?」

以下略



181: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/29(土) 23:56:05.96 ID:DVa9p2REo

男「確かに、今日で仮装は終わりです。だけど、あなたが消えていなくなるわけじゃない」

魔女「……」

以下略



312Res/146.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice