過去ログ - 魔女「ハッピーハロウィン・オーバーナイト」
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79: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:14:49.28 ID:Y/uA/VEio

太陽が高くなってくるにつれ、街中に現れるモンスターも続々増えていった。
近頃はアニメや漫画のキャラクターのコスプレも増えてきたみたいで、僕には良く分からない仮装も多い。
彼女はそれを嬉しそうに見、はしゃぎ、そして声をかけることすらあった。

以下略



80: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:15:44.59 ID:Y/uA/VEio

逆に彼女に声をかける人も少なくなかった。同じ趣味の方から見ても、彼女の仮装は非常に素晴らしいものらしい。
会話の中でのそのキャラクターにブレはなく、それが一層彼女の評価を上げていた。

魔女「箒か? こいつはな、西の大魔女から直々に教わって作り上げたのだ。凄いだろう? ……まあ、時間はかなりかかったのだが」
以下略



81: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:24:44.46 ID:Y/uA/VEio

たまに連絡先を聞こうとする輩もいたが、彼女はそれをそのキャラクターで回避し、あるいは助けを求めた目で見られ、僕が割って入ることもあった。

やはり自分の作り上げた魔女を披露するのが嬉しいのだろうか?
彼女は笑顔を絶やさなかった。
以下略



82: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:34:13.13 ID:Y/uA/VEio

男「何か気にかかることでもあります?」

魔女「えっ?」

以下略



83: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:36:41.06 ID:Y/uA/VEio

男「僕も? それは、もちろん――」

「お姉ちゃん、その魔女の格好かっけー」

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84: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:40:59.41 ID:Y/uA/VEio

彼女は目配せをすると、僕に箒を預けてきた。

魔女「いたずらの霊とは、なんと恐ろしい! 絶対に防いでやる!!!」

以下略



85: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:42:32.95 ID:Y/uA/VEio

「じゃねー。魔女のお姉ちゃん」

一通り動いて満足したのか、お化けは友達の家へ行くと告げて去っていった。
彼女は楽しげに手を振る。
以下略



86: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:44:07.39 ID:Y/uA/VEio

魔女「さて、次はどうする? どこかキミが行きたい場所なんてないだろうか?」

男「え? 僕が行きたい場所ですか? ええっと……」

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87: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:45:06.10 ID:Y/uA/VEio

男(そう言えば最近、あのお化けの子みたいに思い切りはしゃいだことなかったなあ)

男(仕事しかしてないし)

以下略



88: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/10/27(木) 23:46:16.21 ID:Y/uA/VEio

随分と沈んだ表情になっていたらしい。

魔女「あ……」

以下略



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