過去ログ - シュルク「わかんないなぁ……」【ゼノブレSS】
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/28(金) 04:28:44.49 ID:noJlNQ520

・「ゼノブレイド」のSSです。
・全編地の文形式。





「…………うーん……」
 
 どれぐらいそうしていただろう。
 サイハテ村が誇る花粉工場の隅の一角で、シュルクは板張りの床に胡坐をかき、目の前の機械と睨み合っていた。
 いや、リキはここにあるものは”キカイ”ではないと言っていたから、装置とでも呼ぶべきか。
 とにかく、シュルクは己に課せられた使命……突然の故障で沈黙してしまった工場の装置を修理するため、必死に思考を巡らせていた。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/28(金) 04:29:32.79 ID:noJlNQ520
 切っ掛けは、たまたま立ち寄ったサイハテ村で、リキが人だかり……いや、ノポンだかりを見つけたことだった。
 いつもの『困った人は放っておけない』精神で事情を聴いたところ、どうやら装置の調子がおかしく花粉玉の生産が滞っており、更に装置に詳しい工場の担当者が席を外したままどこにも見当たらないらしい。集まったノポンの中に修理が出来る者はおらず、ほとほと困り果てているようだった。
 ならばその担当者を探しに行こう、と話が決まりかけたその時。

「シュルク、お前機械詳しいよな?」
以下略



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