過去ログ - シュルク「わかんないなぁ……」【ゼノブレSS】
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/28(金) 04:32:25.56 ID:noJlNQ520
 どうしたものかと頭を抱えた、まさにその時。

「おーい! シュルクー! ラインー!」

 聞きなれた無邪気な声に、シュルクはほっと胸を撫で下ろした。

「遅えよ、おっさん!」

 ラインが大きく手を振る先で、リキを先頭に旅の仲間たちが階段を上って来ていた。ダンバンの足元をちょこちょこと付いて来ている眼鏡をかけたノポンが、恐らく装置の管理人なのだろう。

「いやー、すまないんだも! マクナに降りて花粉の研究をしていたら、知らない間にモンスターに囲まれてて動けなかったんだも!」

「……だとさ。全く人騒がせなもんだ」

 あっけらかんと言う眼鏡のノポンの隣で、ダンバンがやれやれと肩を竦めてみせた。

「でもよかった。これで解決ですね」

「シュルクでも直せなかったの?」

 フィオルンが意外そうな表情でこちらを覗き込んでくる。シュルクは降参だよ、と諸手を上げた。

「やっぱりマクナのものは、ノポン族の専門家に見てもらうほうがいいみたい」

 シュルクの視線を受け、眼鏡のノポンは「じゃあ早速見てみるも」と装置の点検を始めた。


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