過去ログ - しほ「時には昔の話を」
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24: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2016/10/30(日) 01:02:42.22 ID:9wDYPczS0

 ――戦車喫茶〈ルクレール〉

好子「戦車を盗む!?」ガタ

しほ「人聞きが悪いぞ秋山。それと、店の中で大声を上げるな」

百合「わたくし泥棒ってやったことないのでわくわくします」ワクワク

しほ「正確には泥棒などではない。使われていない戦車を使うんだ。黒森峰にはたくさん戦車があり、修理を待ったまま倉庫で眠っている戦車もある。それを盗む」

好子「ほらほらほら!盗むって正確に言ってるよ!」

百合「でも使われていないものなら誰にも迷惑をおかけにならないのでは?」

しほ「その通り。自分達で戦車を買えるような大金など持っていないし、他に道はない。私のおこづかいは月500円だからな」

好子「しほちゃんの家って西住流の家元なんでしょ!?戦車くらい貸してもらえないの!?」

しほ「これは私達の戦車道だ。家の力を借りたくない」

百合「ではわたくしがウチの親から大金をかっぱらってきましょう!きっと両親ともども怒り心頭まっさかさま!」ガタ

好子「百合ちゃんは何もしないで・・・・・・はあ、わかったよ。使われてない戦車なら大丈夫かな・・・」

しほ「この珈琲を飲み終えたら、すぐに黒森峰に向かおう。今からなら丁度夜に着くだろう」

百合「この喫茶店、小さいけれど戦車を連想させる内装が素敵ですね。窓辺から見えるマロニエの木がまた風情があって・・・」

好子「あの木、マロニエって言うんだね。さすがは華道の家元さん」

百合「ハッ!・・・い、いえ、華道なんて大っきらいです!マロニエさん!あっちに行ってください!シッシッ!」

しほ「無茶苦茶を言うな」

好子「しほちゃんが言わないで」


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