過去ログ - 楓「貴方とお酒が飲みたいんです」
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22: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:30:18.56 ID:J55ciy1M0
カシャカシャカシャカシャ…

モバP「ちゃんとシェイカー振ってるところ見たのは初めてです。格好いいですね」

楓「背筋がピンとしてるとなおさらです」
以下略



23: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:38:00.09 ID:J55ciy1M0
サッサッ

モバP「おー、氷たくさん入ってるのにかき混ぜる時音がしないですね」

楓「音を鳴らさず、何回もかき回さないのが美味しくなるコツらしいですよ」
以下略



24: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:45:28.54 ID:J55ciy1M0
モバP「……これがモスコミュールですか。グラスじゃなくてこれは、銅のマグカップですか?」

楓「はい、このお店は本格的なものですね。早速乾杯しましょう」

モバP「あ、はい。では乾杯」カツン
以下略



25: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:48:51.15 ID:J55ciy1M0
モバP「楓さん、これ美味しいです!」

楓「ふふ、そうですか」

モバP「炭酸とライムの爽やかな香りと、ピリッとした生姜の味が抜群です。それにお酒の強い香りや癖が全然ないですね」
以下略



26: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:51:16.06 ID:J55ciy1M0
モバP「え? どういうことですか?

楓「ミュールというのは『ラバ』という意味なんです。ラバは強烈な後ろ蹴りをする習性があるそうで」

楓「このお酒はウォッカが強くキックする……効くお酒なので、『モスクワのラバ』という訳の名前が付けられたんですよ」
以下略



27: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 00:57:20.21 ID:VVS01pw30
楓「これはこのカクテルの生い立ちに由来します。昔々、とあるアメリカの会社がスミノフというウォッカの在庫を抱えて困っていました」

未央『うーむ、このままじゃあ売れないままだなぁ。どうしようかむむむ』

モバP「え、未央が社員役ですか」
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28: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 01:02:54.34 ID:VVS01pw30
楓「そこで両者は一計を案じました」

未央『やっほー凛クン元気かね? うちのウォッカはいらんかね?』

凛『なにその呼び方……今私もジンジャービア余らせちゃって困ってるんだけど……』
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29: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 01:05:48.56 ID:VVS01pw30
凛『……そうだ、いいこと思いついた』

未央『二人で全部飲んじゃう?』

凛『なんでよ……このウォッカとジンジャービア使ってカクテル作ろうよ』
以下略



30: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 01:08:15.48 ID:VVS01pw30
凛『どう……かな』

未央『コクコク……うん! これは美味しい!! しぶりんは完璧だね〜』

凛『そう、よかった』
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31: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 01:09:44.26 ID:VVS01pw30
楓「そこへ二人の共通の女友達がやってきました」

卯月『凛ちゃん未央ちゃん助けてください!!』

未央『お、しまむーどったの?』
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32: ◆oBOdhV9NT.V5[saga]
2016/10/29(土) 01:12:34.85 ID:VVS01pw30
卯月『……じゃあなんで売れないんでしょう……?』




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