過去ログ - ウルトラマンオーブ　【宵と暁の魔王】 -SS速報VIP

過去ログ - ウルトラマンオーブ　【宵と暁の魔王】

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30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:14:31.69 ID:IkfmzLR50

（四）

　日没が近づいてきていた。

31:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:15:04.40 ID:IkfmzLR50

シン「マガプリズ魔はエネルギーを溜め込もうとしてるんじゃないでしょうか」

　ジェッタとナオミは揃って首を傾げた。

以下略

32:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:15:32.16 ID:IkfmzLR50

ジェッタ「もう来たのかな……？」

　路地裏から出ようとしたその時。三人のスマホが同時に音を立てた。
　驚きつつも各々それを確認する。一様に、その顔が青ざめた。

以下略

33:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:16:00.01 ID:IkfmzLR50

マガプリズ魔「――――――」

　ビル群の間を移動するマガプリズ魔。多方向に放たれる橙色光線に捕らわれ、建物も人々も光となって消えていく。
　阿鼻叫喚の様相で逃げ惑う人の波。しかし人の群れは恰好の的だった。次々と怪獣の餌食になっていく。

以下略

34:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:17:09.96 ID:IkfmzLR50

ジェッタ「明治神宮球場！？　東京ヤクルトスワローズの本拠地の！？」

シン「はい。新宿で出現したとなれば、誘導するのはそこになるでしょう」

以下略

35:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:17:44.41 ID:IkfmzLR50

マガプリズ魔「――――――」

　マガプリズ魔の暴虐はとどまるところを知らなかった。
　ゼットビートルの応戦も空しく病院も老人ホームも襲撃し、周囲にあるものはひとり残らず光に変えた。

以下略

36:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:18:16.25 ID:IkfmzLR50

ガイ「…………」

　ナオミの言葉は本当で、ガイは秘かに現場に潜入していた。
　一万平方メートル以上もある広大なグラウンドを見下ろせるバックネット裏である。

以下略

37:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:18:45.21 ID:IkfmzLR50

ガイ（――！）

　その時ガイの脳裏にあるアイデアが思い浮かんだ。
　オーブリングを取り出し、構える。

以下略

38:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:19:22.84 ID:IkfmzLR50

　明るみかけてきた空に妖光が揺らめいた。
　マガプリズ魔の体がふわりと浮き上がり、吸い込まれるようにオーロラに向かっていく。

マガプリズ魔「――――――」

以下略

39:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:19:52.03 ID:IkfmzLR50

　盛大な爆発音が、静まり返った朝の街にこだました。
　吹き荒れる熱風にナオミとジェッタは怯んでいたが、シンだけは呆然と立ち尽くしていた。

ナオミ「や……やった……？」

以下略

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