過去ログ - ウルトラマンオーブ　【宵と暁の魔王】 -SS速報VIP

過去ログ - ウルトラマンオーブ　【宵と暁の魔王】

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37:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:18:45.21 ID:IkfmzLR50

ガイ（――！）

　その時ガイの脳裏にあるアイデアが思い浮かんだ。
　オーブリングを取り出し、構える。

38:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:19:22.84 ID:IkfmzLR50

　明るみかけてきた空に妖光が揺らめいた。
　マガプリズ魔の体がふわりと浮き上がり、吸い込まれるようにオーロラに向かっていく。

マガプリズ魔「――――――」

以下略

39:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:19:52.03 ID:IkfmzLR50

　盛大な爆発音が、静まり返った朝の街にこだました。
　吹き荒れる熱風にナオミとジェッタは怯んでいたが、シンだけは呆然と立ち尽くしていた。

ナオミ「や……やった……？」

以下略

40:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:20:39.89 ID:IkfmzLR50

「――グオオオオオオオオン！！！」

　何者かの雄叫びが朝焼けの空気を震わせた。
　昇る太陽の中、逆光となって、まるで虚空をくり抜いたような巨大な漆黒が地上に立っている。

以下略

41:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:21:11.46 ID:IkfmzLR50

（五）

オーブ「……シュアッ！！」

以下略

42:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:21:50.13 ID:IkfmzLR50

ﾏｶﾞｸﾞﾗｲｷｽ「グオオオオオオン！！！」

オーブ「デア……ッ！」

以下略

43:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:22:25.97 ID:IkfmzLR50

オーブ「！　ジュアアッ……！！」

　そして遂にはマガグライキスもろともビルに突っ込んだ。
　二つの巨体がビル壁にめり込み、窓ガラスは砕け散り、バランスを崩した上階が地上に落下した。

以下略

44:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:22:54.36 ID:IkfmzLR50

ガイ（弱点――奴の弱点）

　昼間も考え続けていたことが、ふと頭に浮かぶ。
　あの時は結局答えを出せなかった。しかし、今は状況が違う。全く別物の怪獣になったのだから、突破口も開けるはずだ。

以下略

45:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:23:35.77 ID:IkfmzLR50

　――が、それは想定内だった。

オーブ「セアアッ！！」

以下略

46:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:24:09.85 ID:IkfmzLR50

ガイ『……！』

　それがオーブリングを通ると、一枚のカードの形となった。
　淡い光に包まれた、今にも消えそうな……しかし強い希望を宿したカードに。

以下略

47:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:24:50.69 ID:IkfmzLR50

ｼﾞｬｸﾞﾗｰ「……何？」

　ジャグラーが目元を険しくする。
　朝日をも掻き消す光輝の中から現れたのは――見た事もないオーブの姿だった。

以下略

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