1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:12:12.25 ID:HlnfTEny0
─部室─
「……ごめんなさい」
ああ、……やっぱりね。いつからか抱き続けていた私の想いがあっさりと砕けたのに、最初に頭の中で浮かんだのはそんな言葉だった。
「にこは、アイドルだから」
別に、付き合いたいとかそんなんじゃない。
ただ、気持ちを伝えたかっただけ。
なんて言うと自分に嘘付くことになるのかしら。
ああ、私は何がしたかったのだろう。
彼女、にこちゃんとの関係を壊すことになると分かっていたのに
「あのね、にこは 」
私が惹かれた彼女のその瞳の奥には戸惑いの色が見えた。
……本当、馬鹿なことしてしまったわね。
その後もにこちゃんが何か口にしていたけど、私には何も聞こえなかった。
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:12:54.84 ID:HlnfTEny0
ポツポツと、雨粒が落ちる音。
今日は雨、地味な室内練習で不満を言う凛と穂乃果に海未が随分ご立腹だったわね。
そんな事を考えながら、音ノ木の校舎を後にする。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:13:54.35 ID:HlnfTEny0
穂乃果「今日も雨かー……」
凛「雨だにゃー……」
4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:15:07.90 ID:HlnfTEny0
海未「はい?」
真姫「私も家でメニューこなすから、今日は音楽室行っていいかしら」
真姫「なんとなく、曲のイメージが湧いてきそうなの」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/30(日) 02:15:49.37 ID:HlnfTEny0
───あれから3日、意外な事ににこちゃんとは普通に会話をしている。
なんだかんだ同じμ'sの一員として、気にかけてくれているみたい。
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