過去ログ - 鷺沢文香「とりっくorとりーとor……?」
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◆TOYOUsnVr.
[saga]
2016/10/31(月) 22:51:10.45 ID:Yzl0qw5G0
「ああ、そうそう。これ、お菓子」
俺は鞄から少しだけ他の子よりも色を付けたお菓子を取り出して文香に渡した。
「……ありがとうございます。ふふ、特別扱いは感心できませんね」
「だから内緒な。他の子に見せるなよ?」
「もちろんです」
「よし、それじゃあ、遊んできていいよ。俺はいつも通り仕事あるから構ってやれなくて悪いけど」
「…いえ、私の方こそお仕事中にお邪魔しました」
丁寧にぺこりと頭を下げ、回れ右をする。
そのとき、何かに足を引っかけたのか文香が斜めに傾いた。
既のところで、なんとか抱き止める形にはなってしまったが、担当アイドルと地面の衝突事故を阻止することに成功した。
「…すみません」
「躓いたか?」
「いや、今日は少し体調が優れなくて……」
「んー。残念だけど、帰る? 送ってくよ」
「…いえ、少し休めば問題はないものと思われます……」
「文香がそう言うんなら、いいけど…。念のため少し横になりなさい。ちょっと空いてる部屋探すから」
見たところ軽い貧血のようなもんだと思うけれど、万が一と言うこともあるから、本当は今すぐにでも帰したいのだが、せっかくのお祭りの日にそれは酷だしなぁ。
少し休んでもらって、それでも体調が優れないようならば、帰宅を促すとしよう。
そのためには、まずは休める場所を探さなくては。
そう思い、一先ずは文香を事務所のソファに座らせ、内線でちひろさんをコールする。
ちひろさんは数コールの内に電話に出てくれて、用件を言うと『ちょっと待っててくださいねー。またかけ直します』と言って電話を切ってしまった。
電話を待つこと数分、ちひろさんからの連絡が来た。
なんでもちひろさんが、年長組にそれとなく事情を話し、空き部屋を一つ作ってくれたらしい。
困ったときには本当に頼りになる人だ。
『助かります。本当にありがとうございます』とお礼を言って電話を切るとソファで待っている文香の元へと再び向かった。
「休めそうな部屋、用意してもらったからそこで横になっておいで。後で様子見に行くからちゃんと休むんだよ?」
「…はい。ありがとうございます……っ…」
立ち上がった瞬間に、文香は痛みに顔を歪ませて、額を手で抑える。
「本当に大丈夫か?」
「……はい、今のはただの立ち眩みで…」
「まぁ、心配だから部屋までついてくよ」
「……すみません。ご迷惑をおかけします…」
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