51:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/05(土) 04:40:24.08 ID:Oww1VHxd0
ここはゴチルゼルの言う通りにするしかありませんでした。
出発は明日の朝です。
今日は明日に備えてもう眠ることにしました。
モウカザル「ねえ、キルリアはその・・・怖くないの?」
キルリア「え?何が?」
ベッドの上でモウカザルが尋ねます。
モウカザル「もしかしたらあんなポケモンがいっぱい出てくるかもしれないのに・・・」
キルリア「まあ確かに怖いけど、でも怖がってたらママを助けられないもん!」
モウカザル「そっかぁ・・・強いんだね、キルリアは・・・僕はいつも泣いてばかりなのに・・・」
キルリア「ボクはこの村でたった一匹のオスだからね!オスは泣いちゃダメなんだー!」
モウカザル「・・・」
キルリア「モウカザルは、ママを助けたくないの?」
モウカザル「・・・助けたい・・・よ」
大好きなお母さん。
いじめられてもお母さんがいてくれたからこうして生きてこられたのです。
絶対に助ける。
モウカザルはお父さんから託されたお守りを強く握りしめました。
キルリア「なーにそれ?」
モウカザル「お守り。お父さんから預かってるんだ」
キルリア「へー、とっても綺麗!んー・・・でも、ママも似たようなの、持ってた気がするなあ・・・」
モウカザル「そうなんだ・・・」
キルリア「うん・・・さあ、もう寝よう・・・明日は、とっても、早く、起きな、きゃ・・・」
そういうと、すでにキルリアは寝息を立て始めていました。
モウカザルもお母さんとお父さんの顔を思い浮かべながら寝むりにつきました。
223Res/223.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。