過去ログ - P「三船さんがカマドウマになっちゃったァ!?」
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1: ◆7OTVCpDML1zF[saga]
2016/11/04(金) 13:04:40.33 ID:xFGSHUox0
茹だる様な暑さが過ぎ、ほんの少しの心地良さを感じさせる涼しさがやって来たその時、事件は起こった......

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2:名無しNIPPER[sage]
2016/11/04(金) 14:02:14.65 ID:0gqmsHjco
キリギリスは触れるけどカマドウマは難関嫌なんだよなあ


3:名無しNIPPER[sage]
2016/11/04(金) 14:34:07.85 ID:qf8luz+6o
モバつけろカス


4: ◆7OTVCpDML1zF[saga]
2016/11/04(金) 15:14:06.68 ID:xFGSHUox0
「はぁ......」
大量に積み上げられた舞台道具を前に三船美優は誰にも聞こえないような小ささのため息をついた。
時計の針は正午を周り、貰った休憩時間は10分を過ぎた所だった。
三船美優は先事舞台監督に言われた事を思い出して陰鬱な気分になっていた。


5: ◆7OTVCpDML1zF[saga]
2016/11/04(金) 15:27:54.05 ID:xFGSHUox0
遡る事20分前......
「三船美優さん?ちょっといいかな?」
「はい?何か......」
初めての舞台の脇役を貰って練習に励んでいると、舞台監督が声をかけてきた。
何かミスをしていたか、と心配性な部分が顔を覗かせながら恐る恐る三船美優は監督の方を向いた。
以下略



6: ◆7OTVCpDML1zF[saga]
2016/11/04(金) 15:42:33.43 ID:xFGSHUox0
「君はまだ社会人でいた時のクセが抜けてないんだね。お話の世界に憧れはあっても入ろうとはしない。言動の端々から暗さや現実感が滲み出ている。そんな姿勢から変わらなけれはこの先やって行けるかどうか怪しいよ。」
監督のその言葉を思い出して三船美優は半泣きになりながら手にしたパンを齧った。
「......変わりたい......」
監督に言われた言葉に何も噛み付けず、ただ会社でお茶汲みをしていた時の様にはい、はい、と繰り返すことしか出来なかった事が何よりも三船美優には応えていた。
何か自己啓発本でもいい、変われる何かが欲しい......こんな内気な私を変えられる何かが......
以下略



7: ◆7OTVCpDML1zF[saga]
2016/11/04(金) 15:57:17.79 ID:xFGSHUox0
「あらら...」
慌てて落ちた本を拾い上げて傷がないか確認した三船美優は不思議な事に気付いた。
その本は本来ならある筈の背表紙も表紙にも何も文字が書かれていなかった。
ただ全体にかかった見事な装飾と表紙の部分に変な紋章が書かれているだけで中身も白紙、と本としての体を保っていない代物だった。
(小道具かしら......でもこんな物は今回の舞台では使わなそうだし......)
以下略



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