過去ログ - モバP「やっぱり、ウチのアイドルたちは魅力的やん?」 ちひろ「そうですね」
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129: ◆m7s40hOsE4fc[saga]
2016/12/04(日) 19:29:21.83 ID:Yp4QFheHo

菜々「........あの、p君。一つ聞かせてもらってもいいですか?」


奏ちゃんの事なんですけれどという頃には、安部さんの声のトーンが変わっていた。

アニメで例えるなら、シリアスシーンに向かっているようなそんなトーンだった。

そう、これから自分は追い詰められるのだろう。

自分は問い詰められるのであろう。


菜々「文化祭のあと......奏ちゃんと何かあったんですか?」

p「...............。」

菜々「あんなに仲よくしてたのに、何も起きてないはずがないじゃないですか。」

菜々「言えない事..........なんですか?」

p「その..........。」

菜々「p君だから、酷いことはしていないと信じています。」

菜々「だから、菜々は根掘り葉掘りとは聞きません。ただ、ギスギスしている二人を。」

菜々「菜々はこれ以上みていられない。」


安部さんは、もう一つシリアスなトーンを重ねた。

先ほどから、背中に刃物を当てられた感覚がしていた。

その感覚の正体が分かった気がする。

夢の中での彼女は、僕に夢が現実になるといった。

そのトーンは、こんなにもシリアスはしていなかった。しかし意志というか、さながら一本の芯鉄が入っていた。

その感覚が胸のあたりにも、ある。

つまり、僕はいま、未来・現在の安部菜々から、動けと命令しているのだ。

なぜだ。

なぜ、彼女はここまでする。

僕の為か? いや、断じてちがう。



速水奏..........。



そう、彼女の為に。


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