38: ◆RfwyoP3XQY
2016/11/05(土) 22:46:25.66 ID:IDxnsKvlo
P「そうか。それなら――」
卯月「別にガラスの靴が欲しいから。そんな打算的な考えでそっちを欲しいって言った訳じゃないですよ?」
卯月「泉に落とした斧と違って本当に本心から欲しいのはそっちの靴。って思ったんです」
P「ガラスの靴じゃ満足いかなかったか?」
卯月「とんでもないです。可愛い靴だなぁって思いますよ」
卯月「ただ…それはまだ、今の自分がこんなに軽々しく貰っていい物じゃないって思うんです」
卯月「ガラスの靴を履いているから、シンデレラ。じゃなくて、シンデレラだからガラスの靴を履いている。私はそう思いたいんです」
卯月「おとぎ話に出てきたガラスの靴は魔法使いさんが魔法で用意してくれた靴です」
卯月「きっと、いつかそっちの靴をガラスの靴に変えてくれる日が来るんじゃないかなと思ってます」
卯月「Pさんって言う魔法使いさんが!」
P「……」
卯月「Pさんは魔法なんて使えないって言うかもしれませんけど」
卯月「今日のこれまでの日々。そして明日からもずっと続くアイドルの道を用意してくれた人を他になんて表現していいのか私には分かりません」
P「立派になったなぁ」
卯月「えへへ。あ、そうだ。持っていきたいものやっぱり見つけちゃいました。大丈夫ですか?」
P「どうぞ」
卯月「それは……Pさんです。いつまでも傍にいて下さい」ニコッ
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