過去ログ - 【ペルソナ5 佐倉双葉SS】ケスラー・シンドローム;Surrender
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82:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/13(日) 16:20:36.60 ID:R5q4UVjHo
 ほんとは隣に行きたいけど、子供のワガママみたいなことを言ってしまった手前、素直に甘える気にはなれなかった。

 お互い沈黙したまま目線を交わした。わたしの鼻を啜る音に混ざって、パソコンの起動音と時計の刻む音が聞こえる。

 やがて、彼はおもむろに立ち上がり、わたしの手を掴んで椅子から立たせると、

「ちょっ、なぁっ!?」

 わたしの腰と脚を支え、お姫様みたいに抱き抱えた。視界が揺れる。そのままベッドまで輸送されたわたしは、膝の上で横向きに座っていた。

「軽いな、双葉は」

「な、なにをするっ。はなせっ」

 言葉とは裏腹に、力が全然入らない。


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