2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:12:49.83 ID:9i5bc3Of0
プロデューサーに新しい仕事が入ってきたと言われ集合場所の会議室へと足を踏み入れるとプロデューサーではなくもう一人、同じ事務所のアイドルがいた。
「あれ、心さんもプロデューサーに呼ばれたんですか?」
この人は佐藤心さん。しゅがーはぁとと呼ばれていて痛いキャラと元気さが売りで最近とても人気が出てきている。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:13:49.00 ID:9i5bc3Of0
「はい、千鶴さんは黒髪のショート、心さんは金髪のロング……普段はツインテールですが……とにかく真逆とも言えるお二人の髪に両方合うような、たくさんの女性にお勧めできるようなCMを取りたいということでお願いできますか?」
「はぁとは全然OKだぞ☆」
心さんは確かに綺麗な髪をしているけど……私の髪は人にアピールできるほどのものなのだろうか……でもシャンプーのCM……アイドルになる前に見たCM綺麗だったな……
4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:14:49.69 ID:9i5bc3Of0
「私ですか? 私は普通にメ○ットですけど」
「え……」
私の返答に心さんとプロデューサーが固まる。何か変なことでも言ってしまったのだろうか……
5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:16:10.36 ID:9i5bc3Of0
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心さんに連れられてやってきたのは化粧室。ここについてから私は正面に鏡のある椅子に座らせられ、心さんはいろんな道具を漁っている。
「心さん、何を始める気なんですか?」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:18:03.91 ID:9i5bc3Of0
「えっと……何か違うんですか?」
「全然違うぞコノヤロー☆ 一言でシャンプーといっても成分とか香りとかあるけどどれもメ○ットよりはいいとお思うぞ☆」
そう言いながら心さんは私の前にいくつかのシャンプーを用意してきた。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:20:57.13 ID:9i5bc3Of0
「心さん、これは?」
「それはTS●BAKIっていうシャンプーだぞ☆」
「TS●BAKI……」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:21:52.15 ID:9i5bc3Of0
「千鶴ちゃん、まだ遅くないよ☆」
「ハッ……また私声に?」
「ううん、出してないよ☆でも顔にすごく出てた☆」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:23:35.14 ID:9i5bc3Of0
全くこの人は……調子がいいんだから……でもだからこそ尊敬できるんですよね……
「はい、よろしくお願いします。」
「お?千鶴ちゃんが素直!カーワーイーイー!!」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:25:10.01 ID:9i5bc3Of0
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「それでは本番とりまーす!」
私と心さんのCMは大反響を呼んだ。ここまで人気が出たのも心さんが私のことを気遣ってくれたからだろう。この人はいつもお節介だが本当にいい人なんだ。本人の前では絶対に言わないけどすごく感謝している。絶対に言わないけど。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/09(水) 17:31:30.62 ID:9i5bc3Of0
終了です。
松尾千鶴のシャンプーの話について短いですが自分の中の妄想を形にしました。
ちづしんの波絶対来てるからそろそろ松尾千鶴にも声がつくはず......
12:名無しNIPPER[sage]
2016/11/10(木) 00:36:32.15 ID:TYp3nOAw0
乙
良いね
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