過去ログ - 山城「その声……もしかして、時雨なの……?」
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14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/11(金) 21:39:45.43 ID:5g0R7wkZo
気の張った山城は、その草むらの中から聞こえた可愛らしい声での、「危なかった……」というつぶやきを聞き逃さなかった。


その声を山城は、忘れるはずがなかった。


この数か月ずっと探していた声だったのだから――――。


「その声……もしかして、時雨なの……?」


山城は時雨と、前世からのつながりのある艦だ。山城は前世で時雨の所属していた西村艦隊で旗艦を務めていた上司であり、姉であり、時雨のあこがれであった。


そんな時雨を、山城も不器用ながらに可愛がり、まるで姉妹のようだと、金剛をはじめとした戦艦組がからかってきて、扶桑も扶桑でそれを聞くと、時雨に対してお姉ちゃんですよーなどと冗談交じりに言うので、山城は、うれしいような、恥ずかしいような、むず痒い気持ちになったことが記憶に新しかった。


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