過去ログ - 山城「その声……もしかして、時雨なの……?」
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22:名無しNIPPER[saga]
2016/11/14(月) 01:16:11.64 ID:5CF37Sx6o
再び自分の中の人間が目を覚ました時、自分の鳥の血に塗まみれ、あたりには鳥の羽が散らばっていた。


これが時雨の犬としての最初の経験であった。


それ以来今までにどんな所行をし続けて来たか、それは到底語りたくない。


ただ、一日の中に必ず数時間は、犬の心が現れてしまう。


その時以外は、こうして人の言葉も話せるし、複雑な思考もできる、なんだったら唄だって歌えるよ。


その人間の心で、犬としての僕の残虐な行いのあとを見て、僕の運命をふりかえる時が、最も情なく、恐しく、怖いんだ。


しかも、その、犬になる数時間も、日を経るに従って次第に長くなっていく。


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