過去ログ - 山城「その声……もしかして、時雨なの……?」
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33:名無しNIPPER[saga]
2016/11/14(月) 22:44:04.35 ID:5CF37Sx6o
「山城、痛いよ、はなしてよ……」


「時雨、確かにあんたは臆病者で自分勝手よ」


耳元で紡がれた山城の言葉に、時雨は固まった。


「けどね――――」


時雨の体を浮遊感が襲い、そのまま腹に鈍い痛み。時雨は山城に担がれたのに気が付いた。


「私はそれ以上に自分勝手よ」


そういって歩を進める山城。時雨はその拘束を解こうとジタバタするが、流石は戦艦、山城は力強かった。


「丁度良かったわ。姉さまがこの間から私と同じ名前の船小屋が出てくる番組にはまってるのだけれど、その番組に昔出てた犬を見て、飼ってみたいって言いだしてたの。普通の犬を飼うのは鎮守府では寮住まいだから普通の犬を飼うのは難しいけど、あんたなら安心ね、軍属だし」


アイドルって職業は色々すごいのねとか言いながら鼻歌まで歌いだした山城に、時雨は抗議する。


「ちょっと待ってよ、僕はこんな姿なんだよ? こんな姿で……それに、もし意識が完全に犬になってしまったら――――」


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