過去ログ - 【ペルソナ5】死がふたりを分かつまで【佐倉双葉SS】
1- 20
19:17歳[saga]
2016/11/11(金) 22:00:26.58 ID:YOv8t40L0

「そんなこと、わかるんですか?」

「父親ナメるなよ」

「すいません。けど、双葉に余計な心配させたくなくて。だから」

「黙って行くか。男として見栄張りたいのはわかるぜ。だがな…」

惣治郎の骨ばった手が暁の頭をがしがしと撫でた。
遠慮のない力で、暁の癖毛をかき混ぜるような乱暴な撫で方だった。
頭を撫でられたのは久しぶりのことだった。

最後に撫でられたのは何時だっただろうか。

それは、この町に来て初めての「心地よい」子供扱いだった。
撫でられながら顔を上げると、そこには双葉に向ける時のような、温かく見守るような笑みがあった。



「お前はまだ17のガキなんだぞ?強がりも大概にしとけ」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
223Res/220.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice