過去ログ - 【ペルソナ5】死がふたりを分かつまで【佐倉双葉SS】
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:
17歳
[saga]
2016/11/11(金) 22:00:26.58 ID:YOv8t40L0
「そんなこと、わかるんですか?」
「父親ナメるなよ」
「すいません。けど、双葉に余計な心配させたくなくて。だから」
「黙って行くか。男として見栄張りたいのはわかるぜ。だがな…」
惣治郎の骨ばった手が暁の頭をがしがしと撫でた。
遠慮のない力で、暁の癖毛をかき混ぜるような乱暴な撫で方だった。
頭を撫でられたのは久しぶりのことだった。
最後に撫でられたのは何時だっただろうか。
それは、この町に来て初めての「心地よい」子供扱いだった。
撫でられながら顔を上げると、そこには双葉に向ける時のような、温かく見守るような笑みがあった。
「お前はまだ17のガキなんだぞ?強がりも大概にしとけ」
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