過去ログ - 【ペルソナ5】死がふたりを分かつまで【佐倉双葉SS】
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47:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 06:50:48.32 ID:H7UNpSmB0


「アイツも男なんだ。大切な女には強がって見せたいのが男心なんだよ…」


その声には不器用な息子を悲しむように、そして誇るような響きがあった。


「…大切な人に甘えて欲しいのが女心なんですよ」


抱き寄せた双葉の頭を撫でながら真が噛み締めるように呟く。


「そうかもな…ほら」


佐倉がそっと冷たいおしぼりを二つ出す。
真は思わず自分の頬を撫でる。
濡れた指先に、自分も泣いていたことに初めて気付いた。



「女泣かせてるようじゃ、アイツも俺もまだまだだな…」



少女達の泣き顔からそっと視線を窓の向こう側へと外しながら、ぽつりと惣治郎が呟いた。



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