過去ログ - 【ペルソナ5】死がふたりを分かつまで【佐倉双葉SS】
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名無しNIPPER
[saga]
2016/11/11(金) 21:26:25.18 ID:YOv8t40L0
「双葉、待った?」
ブチ公前で待っていると、暁が走ってきた。
白い息を纏わせて軽く肩で息をしている。わたしの為に急いできてくれたんだと思うと、何か大事に思われてる感がメキメキしてきて、ゴキゲンな気分だ。
「そんなに待ってない。でも寒い!!」
「ルブランにいてくれれば良かったのに。迎えに行ったよ」
「早く合流出来るだろこっちのが」
「そうだな。双葉に早く会えるしな」
「ぬぉつ!そういうふ、ふいうちは止めれ!」
「ははっ」
薄く笑って暁がそっとわたしの手を取った。
「…ん?」
その笑顔にわたしは違和感を覚えた。
*
「おう、おかえり」
「ん…」
出迎えてくれたそうじろうに適当に挨拶するとブーツを脱ぐ。
指に力が入らなくて、足を振り回して強引に脱ぐ。
「夕食は?」
「食べてきた」
「そうか」
「それにしちゃ早かったな」
「買い出し行って、ちょっとダベって来ただけだから」
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