過去ログ - 【モバマスSS】外の世界の夢見心地
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6: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:13:50.22 ID:tzkxkV3zO
窓の茜色が瑠璃色に変わった頃。
「おーい、文香、フレデリカ、そろそろ部屋閉めるけど」
プロデューサーが仕事を終えた。
「はーい、今パリから帰ってくるねー。……あいよっと、フレちゃん到着ー」
「パリの景色はどうだった?」
7: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:14:30.27 ID:tzkxkV3zO
事務所ビル前。
「あっ、プロデューサー、そこの店行こうよー」
唐突なフレデリカの提案。そこの店とは、スーパーだ。
「ああ、スーパーか。晩ごはんの用意?」
「フレちゃんパリ旅行してたからお腹すいちゃったよー」
8: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:15:24.03 ID:tzkxkV3zO
たくさんの食材が所狭しと並べられたスーパーの売場。いるだけでお腹が空きそうだ。しかしフレデリカの目当てはそこではなかったらしく。
「こっちこっちー!」
フレデリカに連れられるがままに行き着いた先は。
「おか……し……?」
スーパーの中に入っているお菓子屋だった。困惑する二人をよそに、大盛り上がりのフレデリカ。
9: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:16:01.80 ID:tzkxkV3zO
「あった、これこれ! これ、パリでよく食べてたんだー」
珍しいお菓子がたくさん置いてあったが、輸入菓子も置いてあるようだ。その中でもフレデリカが手に取ったのは、棒状のお菓子。
「ほら、今日って十一月十一日、数字で書いたら一が並ぶじゃない? そしたらなんだかこれに見えてきて……というわけで、フレちゃんからパリのおみやげ! おいしいんだよーこれ、日本人の口にも合うよ、たぶん♪」
おしゃれな包装に包まれた、イラストからするとおそらくはミルフィーユか何かのようなお菓子。なるほどおいしそうだ。
10: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:16:44.24 ID:tzkxkV3zO
「……うまいわこれ。ありがとう、フレデリカ」
「うふふー、どういたしましてー。プロデューサーも文香ちゃんもパリの風を感じられたかな?」
「不思議な甘さ……ですね。すっきりしていてなおしっかり甘い……」
「異国情緒なのにどこか懐かしい感じだな」
「そうそう、それがパリだよー、あなたも立派なパリジャン! ……なんてね」
11: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:17:35.56 ID:tzkxkV3zO
「あ、やべ、晩飯のこと忘れてた」
12: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2016/11/12(土) 00:19:56.28 ID:tzkxkV3zO
以上です。ちょっと遅れましたが、11月11日ネタです。某氏に贈る誕生日プレゼントのフレふみ。
にしてはちょっと荒削りですいません。
ではでは。
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