過去ログ - 高垣楓「私、猫になりたいんです」
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 19:39:03.03 ID:1sM9NdHQ0
とりあえず、ずっと呆けているわけにもいかないので立ち上がります。
キッチンの方へ移動すると、猫もそれにあわせて付いてきました。
水を飲もうと蛇口を捻ると、猫はたんっと軽やかな音と共にシンクへ跳躍。
私のコップを顔でどかし、蛇口からの水をべろべろと舌から貪り飲んでいます。
喉が渇いているのでしょう。
それならきっとお腹も減っているはずだ、とシンクの下を漁ってみることにします。
さいわい酒飲みの備蓄品は猫の好みと合致していそうです。
……奥まった場所に放置されていたサバの水煮缶、これならよさそう。
ぱかりと開けてシンクに置いてやると、相当はらぺこだったのか、
缶を食い破りそうな勢いでがっつき始めました。
私もコップに水を注いで一息。
うっすらと鈍痛や吐き気が薄まっていくような気もします。
まぁ、錯覚なんですけども。
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