過去ログ - 肇「えっ？紗枝ちゃん、水着持ってないの？」
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32:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:05:47.37 ID:wA+L//fp0
肇「あー……ファイト、です。」

紗枝「いってらっしゃ〜い」

いつき「そんなーーーーー！！？いーーーーやーーーーーーー…………」
以下略


33:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:06:15.78 ID:wA+L//fp0
肇「さて……どうしよっか。」

紗枝「ん〜、せやなぁ……」

二人で、水着のラインナップを改めて見る。

34:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:06:42.85 ID:wA+L//fp0
紗枝「肇はんは、どれがえぇと思う？」

肇「私？私は……」

聞かれて、今までの水着姿の紗枝ちゃんを思い浮かべる
以下略


35:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:07:18.39 ID:wA+L//fp0
肇「これが、一番似合ってたと思うよ。」

ひと組の水着を指差した。

白い、シンプルなビキニタイプの水着に、花の模様があしらわれたパレオ。
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36:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:07:47.56 ID:wA+L//fp0
紗枝「うちも、これえぇな〜て思てたんよ。このひらひら〜が衣装のと似てるな〜て。」

肇「パレオがあれば、ある程度は身体も隠せると思って。」

紗枝「せやなぁ。……ん、決めた。肇はんのお墨付きももろたし、うち、これにするわ。」

37:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:08:13.24 ID:wA+L//fp0
紗枝ちゃんはそういって、選んだ水着を大切そうに胸に抱えると、

紗枝「おおきになぁ、肇はん。」

にっこりと微笑んだ。
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:08:53.99 ID:wA+L//fp0
ちょうど買い物を終えたタイミングで、聖來さんといつきさんも戻ってきた。

聖來「あれ、決まったんだ。」

紗枝「はいなー。肇はんが選んでくれたんよ〜。」
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39:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:09:23.72 ID:wA+L//fp0
いつき「ハズカシメラレタ……モウオヨメニイケナイ……」

聖來「何言ってるの、似合ってたじゃない。」

いつき「そういう問題じゃないですよ……」
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40:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:10:03.30 ID:wA+L//fp0
肇「でも、似合ってたんですか。……ちょっと見てみたかったな。」

聖來「見たい？あとで事務所に戻ったら見せてあげるよ。スマホで撮ったから♪」

肇「ほんとですか？……ちょっとドキドキしますね。」
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41:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:10:30.50 ID:wA+L//fp0
いつき「うぅ……もしPさんにまで見られたら……」

聖來「いいじゃない。あ、もしかして直接見せてあげたいとか？」

いつき「そうじゃなくて！……あーもう疲れたよぉ……」
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42:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:10:57.65 ID:wA+L//fp0
そんなやりとりをしながら、店を出る。

事務所へ戻る道中、心なしか紗枝ちゃんの足取りは軽やかだった。

ちょっとは恩返しできたかな、と思いつつ、またこの四人で出かけたいとも思った。
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