過去ログ - 美波「霧の中で、あまりにもひどい結末を」【ミスト】
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18: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2016/11/13(日) 01:43:24.66 ID:7C4s5GeM0

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行きの車の中で専務は、初めのうちは黙って私たちのおしゃべりを聞いていました。

でも、気が付いたらクローネのお話ばかりしていました。


専務「―――この間は最悪だった。仕事終わりに宮本が突然『向こうの部屋に何かいる!』などと言い出してな」

専務「橘が怯えるものだから全員で『それ』を見に行った。何か黒いものを発見して、不用意に宮本が近付いたんだ」

専務「そして奴は投げた。あろうことか私達の方に『それ』を掴んで、叫びながら投げた。橘と神谷だけが大声で悲鳴を上げたな」

専務「……ただの蛇のおもちゃだった。我々は宮本の余興に付き合わされたと言う訳だ。まったく下らん真似を……」


アーニャ「でも、本当に蛇そっくりでした。カナデとカレンは笑っていましたね!」

専務「あの手の悪戯は何がいいのか理解に苦しむ……」


蘭子「…むう」

美波「よしよし…」


アーニャちゃんを取られたように感じたみたいで、むくれる蘭子ちゃんを撫でながら、2人の様子を見守ります。


専務「宮本と言えばだ。この間宮本と塩見と鷺沢が私に隠れてこっそり自動車免許を取得していた」

専務「仕事の隙を見つけて教習所に通う予定を立てていたようだが、急な仕事が入った時どうするつもりだったと言うのだ……」

アーニャ「でも、フレデリカ、言ってました」

アーニャ「『ミッシーはたまに忙しそうだから、免許取れる子だけでも免許取っといたら楽できるよね』って言ってましたね?」

専務「……そうか」


また顔を逸らしました。


美波「……ふふっ」


その様子がちょっとおかしくて、つい吹き出してしまって。


専務「何を笑っている新田! 鷺沢から聞いているんだぞ、君もこっそり参加して免許を取っているんだろう!?」

美波「えっ」


P「……新田さん。アイドルの方が車を運転するのは…」

P「万が一事故が起こった時、ファンからのイメージに大きく影響を与えてしまいますのでなるべく控えてください……例外こそありますが……」



美波「……はい。すみませんでした……」



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