過去ログ - 高峯のあ「牛丼並……4つでいいかしら?」
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名無しNIPPER
[sage]
2016/11/13(日) 22:52:21.66 ID:4iQjX+/Uo
李衣菜「(私達は、ただ……っ)」プルプル
李衣菜「(ただ、高峯さんがウロウロしてるエントランスの奥のエレベーターに乗りたいだけなのに………どうすればいいの、なつきち?)」
李衣菜「(このまま息を潜めていても、そのうち高峯さんに見つかって追い詰められて……っ)」
李衣菜「(……SATSUGAIされちゃうの?)」
夏樹「(落ち着け、落ち着くんだだりー。SATSUGAIはされない)」
夏樹「(だが、アタシも流石に対抗できないな。言動の予測ができない)」
夏樹「(というか……、フツーに気まずい)」
李衣菜「(ッ!! な、なつきちでも対抗できないの!? パッションなのに!?)」
夏樹「(パッションに過度なコミュ力を要求するもんじゃないぜ、だりー。ホント、損な役回りだ)」
夏樹「(……助っ人が必要だ)」
夏樹「(幸い時刻は早朝。まだ人も少ない。今ならまだ被害は最小限に抑えられる)」
李衣菜「(うん、そうだね。この事務所を血の海にするわけにはいかない)」
李衣菜「(まだ朝だけど、これからどんどん人が出社してくる。当然、小さい子も)」
李衣菜「(……私達が事務所を救わなきゃ。荒ぶるロックの化身から)」
夏樹「(この切迫した状況を打開できる助っ人を呼んでくるんだ。だりー、頼んだぜ)」
李衣菜「(うん!)」スタッ
夏樹「(あ、ちょっと待て)」
李衣菜「??」
夏樹「(アー……そうだな………、ンー…………)」
夏樹「(……出来ればプロデューサー、あるいは、その……、何事もなく自然に諭してくれそうな優しい大人ならグッドだ)」
夏樹「(とにかく、空気が読める人だ。空気が読める人。空気が読める人を連れてくるんだ。空気が読める人だぞ。任せたぜ、相棒)」グッ
李衣菜「(わかった! 待っててなつきち!!)」ダッ!
夏樹「(…………)」ジー
夏樹「(………………………)」ジー
夏樹「(……あの人、一体何なんだ?)」
夏樹「(何者だ? …………ホント何やってんだ、朝っぱらから。宇宙と交信でもしてんのか?)」
夏樹「(……ひょっとして、マジで凄い人なんじゃ───)」
李衣菜「なつきちーー!!」バタバタ
夏樹「(───!)」
夏樹「(思ったより早かったな、だりー)」クルッ
蘭子『フフフ……』
蘭子『我が魂を深淵から解き放つ者よ。血の契約のもと、汝の祈りに応えよう!!』
(●訳:夏樹さん、何かあったんですか? 私でよければ力になりますよっ!)」
李衣菜「とりあえず、近くを歩いてた闇の眷属を連れて来たよっ!!」ドタドタ
夏樹「(!?)」
夏樹「(バッ……!!)」ガタッ!
のあ「(………逃げられた)」シュン
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