過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 18:00:30.77 ID:h3Y5LuhA0
P「あ、ああ、あの? 鷺沢さん……?」

文香「……プロデューサーさん……」

P「は、は、はい……?」

文香「いつも、いつも、本当に、ありがとうございます……私、今日は本当は、プロデューサーさんを癒やしてあげたくて、息抜きをさせてあげられたらいいなと思って、誘ったんです」

文香「でも、私は、プロデューサーさんに貰ってばかりです。食事もご馳走になって、励ましてもらって……さらには誕生日プレゼントまで頂いてしまいました……」

P「……いえ、そんな……別に……大した事では……」

文香「いえ、そんな事はありません……少なくとも私にとっては……」

P「……」

文香「本当は……私、もっと何か、プロデューサーさんの肩の力を抜いてあげられるような、そんな行動をしたかったんです……でもそれを、美波さんや奏さんに相談したら……」

P「……なんて言っていたんですか?」

文香「はい……そのままの私でいい、と。普段の私自身で、プロデューサーさんに接していればそれで十分だと言われました……でも、それだと納得出来なかったので、せめて美波さんにお化粧をして貰ったんです……」

P「……なるほど……(う……鷺沢さんの匂いが……鼻をくすぐる……)」

文香「あと……奏さんに、こう言われました……どうしてもプロデューサーさんに何かしたくなったら、頬にキスでもするか、胸に顔を埋めさせてあげて、と……それだけでどんな疲れも吹っ飛ぶから、と……」

P「あ、あの人は……まったく……いいですか、鷺沢さん。奏さんの言う事はあまり真に受けないように……」


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