過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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43:名無しNIPPER[saga]
2016/11/16(水) 18:10:23.77 ID:h3Y5LuhA0
P「はぁはぁはぁ……ふぅー……ふぅー……」

文香「だ、大丈夫ですか?」

P「はい……何とか……」

文香「すみません、私ったらつい……」

P「いえ……(天国と地獄を同時に味わったような数十秒間だった……)」

文香「……すみません。誕生日だからと、つい調子に乗ってしまいました……もうごっこ遊びは終わりです。付き合っていただきありがとうございました……プロデューサーさん」

P「……え? あ、はい……」

文香(どことなく、名残惜しそうなお顔です……何だかその顔が可愛らしくて……少しだけ、奏さんの真似がしたくなりました……)

文香「ふふっ、それとも……これからもずっと、〇〇さんとお呼びした方がよろしいでしょうか?」

P「!? いや、えーっと、それは……う、あの、それはその……!」

文香「……冗談です、プロデューサーさん」

P「……し、心臓に悪いですよ、もう……二度とそんな冗談は辞めてくださいね……はぁ」

文香「……失礼しました(……でも、奏さんが、プロデューサーさんをからかう理由が、少しだけ分かった気がしました)」

……びゅううぅぅ……

P「……風が出てきましたね。夕陽も沈んで寒くなってきましたし、ディナーの時間も近づいてきたんで、そろそろ行きますか?」

文香「……プロデューサーさん」

P「はい?」


文香(好きです――)



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