過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:18:44.90 ID:Lj4gciqy0
文香『わかりました……では、夕食はプロデューサーさんおすすめのお店で、是非……』
P『ありがとうございます。それでは、その日はよろしくお願いします』
文香『……はい……』
文香(美人……と言われてしまいました……)
文香(それに、プロデューサーさんと、殆ど一日一緒に……過ごせます……二人だけで……)
文香「……」
ぎゅぅぅ(本を胸に抱きしめる文香)
文香(……プロデューサー、さん……)
文香「……はっ」
文香(だ、駄目ですね……これは……プロデューサーさんを息抜きさせる為なんですから、私がこんなに楽しみにしては、駄目です……)
文香(でも、どうしたらいいんでしょう……考えてみれば、同性の人とすらも、プライベートでは二人きりで出かけた事が殆どない私が、プロデューサーさんを楽しませる事が、出来るでしょうか……)
文香(そういう系統の実用本を読んで、勉強するのもいいでしょうが……でも、本に書いてあるのは、あくまで大多数の、普通の人を対象にした、実用術です……)
文香(人一倍引っ込み思案で、人と目を合わせるのも未だに難しい私に、適用出来るとは思えません……)
文香(……やはり、ここは……あの人達に頼んでみましょう……)
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