6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/15(火) 22:30:10.75 ID:96JgysIq0
「ですってよ、先生」
基本的に面倒見がいいプロデューサーさんは千枝と仁奈に慕われて心底嬉しいのだろう。無理して二人を抱き上げながら上機嫌に笑っている。
「あははは!」
子供たちとプロデューサーさんの笑い声が事務所に響く。平和っていいわね。
「お待たせしましたぁ」
プロデューサーさんが仁奈を肩車して、千枝をお姫様抱っこしながらくるくる回っていると、とろけそうな甘い声の持ち主が事務所に現れた。
「あら、まゆ。お疲れ様。今日は直帰じゃなかったのね」
先日お仕事を一緒にさせてもらった、絵に描いた様な女の子の佐久間まゆ。
「あ、奏さん。お疲れ様です。まゆはプロデューサーさんに頼まれたので来たんですよ」
頼む? 何をかしら。肝心のプロデューサーさんは相変わらず回っているし。
「うふふ。プロデューサーさんとっても楽しそうですね」
「そうね。でも、まゆを呼びつけておいて千枝と仁奈に夢中ってのは頂けないわね」
「良いんですよぉ。まゆはプロデューサーさんのためなら何でもしますから」
うふふ、と笑いながら、プロデューサーさんを見つめるまゆの瞳はまさに恋する女の子って感じね。
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