過去ログ - 速水奏「お兄ちゃん」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/15(火) 22:31:00.61 ID:96JgysIq0
「おー、まゆじゃないか。お疲れ様」

 回るのに飽きたのか、仁奈が目を回してフラフラしてるからか、プロデューサーさんは少しおぼつかない足取りでこちらに向かって歩いてきた。

「大丈夫ですか? プロデューサーさん」

「大丈夫、大丈夫。ほら、まゆ来たから千枝と仁奈はそろそろ帰ろうなー」

 なるほど、どうやらまゆに送迎をお願いしたのね。まゆなら安心って事かしら。

「はい! じゃあ、お疲れ様です! プロデューサーさん、奏さん」

「お疲れ様でごぜーます! うわぁ……まだおめめがぐるぐるだぁー……」

「えぇ、お疲れ様。また明日ね」

 千枝と仁奈の手を引いてまゆが事務所から出ていく様を見送りながら、未だにふらついているプロデューサーさんの近くにそっと寄る。

「相変わらず面倒見がいいのね」

「これくらい普通だよ、普通」

 普通、ねぇ。普通と言う割に貴方は昔から面倒見が良かった気がするのだけども。

「それが普通って言えるような環境で育てば、普通なのかしら」

「まぁ、昔から近所の子の面倒とか見てたしな」

「ふーん。そうなの」

 それはさぞ人気者だったでしょうね。貴方みたいな面白い人、子供が離すわけないもの。




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