過去ログ - 曜「制服怪盗チューズデー、ただいま参上!」
1- 20
32: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/11/17(木) 02:52:21.38 ID:42CjjK/8O
その日の夜


善子の家


ガチャッ


善子「たんだいま〜。お腹すいた〜、お母さん今日のご飯なに〜?」


善子ママ「お帰りなさい。今日は…ハンバーグって言ったけど?」

善子「え、ハンバーグ…!よっしゃ!」

善子ママ「?自分で言ったくせに変な子…。あ、それと喉の調子はもう大丈夫?」

善子「喉?全然平気よ?…どうして?」

善子ママ「いや、それも自分で…あぁ、そういうことね」

善子「?」

善子ママ「うぅん、いいの。何でもないわ、なんでも」

善子「…どうしちゃったのかしら、お母さん」


善子ママ(…今度は二重人格設定なのかしら)




曜の家


バタリッ…

曜「ふはぁ…一時はどうなるかと思ったけど…」

曜「誰にもバレずに服を盗み、そして返せた…!」

曜「これでもう安心!悩みなんか無用の日々のご帰還だよ!はぁ〜…」

曜「…」

曜「…だけど、なんていうか」

曜「すっごい、ドキドキした」


曜(今まで、水泳でも、アイドルでも感じたことのない緊張感。バレるんじゃないかという危機感)

曜(そして目標を成し遂げた時の達成感…!どれも、これまでには得がたい感覚だった)


曜「…なんだろ」

曜「なんだろ、これ。このキモチ…」

曜「もう、一回くらい、味わいたい、って思ってる?」

曜「お目当ての洋服を奪う快感と、迫り来るスリル。ただ生きてるだけじゃ得られない生の感覚を…」

曜「…っ」ゴクリッ


曜(もしかしたら、私はもう…)

曜(戻れないところまで、足を踏み入れているのかも、しれない、なんて)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/37.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice