過去ログ - 佐々木さんの告白
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3:Revolc
2016/11/18(金) 10:50:50.62 ID:DRXHI/Rk0
電話を貰った翌日、俺はいつもの通り登校しいつもの通り放課後は部室に足を運ぶ。
長門は無言で読書、朝比奈さんがお茶を淹れ、古泉と俺はボードゲームにいそしむ。
そんな中、我らが団長様が唐突に口を開いた。

「キョン!今週は日曜に不思議探索に行くわよ!」

「すまん、日曜は予定が入っているんだ、悪いな」

「なによ!予定って!SOS団の活動より優先するべき予定があんたにあるっていうの!?」

「いや、昨日の夜に佐々木から連絡があってな。
今週の日曜日に会う約束をしたんだ。
だから悪いが不思議探索は4人で行ってくれ」

言い終わるやいなや、部室には不穏な空気が漂い始める。
ほんの数ミリだが視線を俺にずらした長門はどこか怒ってるような眼差しを俺に向けているし、
朝比奈さんはいつも以上にオロオロしている。
そして古泉に至っては

「すみません、急なバイトが入ってしまったので今日はこれで失礼します」

とだけ告げ、部室を出て行く始末だ。
おいおい、今の会話の流れで閉鎖空間とは団長様よ、どれだけ不思議探索に行きたかったんだ…
それに古泉たちがいるんだから4人でも行けるだろうに…

そんなことを考えていると長門の瞳の怒りの色が濃くなったような気がするが、気のせいだろう。
そして我らが団長様というと

「なによまったく!あんたは黙って大人しく団長である私の言うことを聞いていればいいのよ!!」

と、相変わらずである。
申し訳ないが先約を断れるほど落ちぶれてはいない俺は

「すまないな、今度穴埋めするから勘弁してくれ」
とだけ告げる。

「もう!今日は解散よ!!アンタへの罰は考えておくから覚悟しておきなさい!!」

これ以上なく恐ろしい言葉を残して、ハルヒは部室を飛び出して行った。

やれやれ…とりあえず俺も帰るとするかね。


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