過去ログ - 佐々木さんの告白
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4:Revolc
2016/11/18(金) 10:51:43.24 ID:DRXHI/Rk0
帰宅すると見計らったかのようなタイミングで古泉から着信が入る。
要件の想像が簡単についてしまうため電話に出ることを躊躇してしまうが、そんな訳にもいかないので電話に出る。

「もしもし、古泉か。毎度毎度すまないな」

「まったくです。あなたという人は…。
涼宮さんの前で佐々木さんの名前を口にするなんて…」

「いや、なにがまったくかわからんが…
それにしてもハルヒの奴は何が気に入らなかったんだろうな、
お前たち4人でも不思議探索には行けるだろうし…
お前はどう思う、古泉?」

「おおよその答えは出ていますがそれは口が裂けても言えませんね。というより私としてはあなた自身にそういった機微に気付いていただけるようになると大変ありがたいのですが」

相変わらずこいつの話は要領を得ているようで肝心な部分はわからん。
雑用係が団長様に逆らったからお怒りってことくらいしか俺にはわからんぞ?

「やれやれ…とにかくあまり涼宮さんを刺激するようなことは控えてください。それでは」

そういうと古泉は電話を切った。
ううむ、よくわからんが今度ハルヒには甘いものでも奢ってやるとしようかね。


そんな一悶着があったものの、その日の夜や土曜日には幸いにも何事もなく、日曜日の朝を俺は無事迎えることができた。

「キョンくーん!!ってあれ?もうおきてる!」

妹よ、部屋に入ってくるときはノックをするように散々いったろうに…
下を履いてたから良かったものの、もう少し早ければ大事件だ。

「どこかおでかけー?」

「あぁ、佐々木と会ってくるんだ」

「へぇ…ふーん…お楽しみってやつですなぁ!
あ!お土産だけよろしくねー!」

そういうと妹はどたばたと部屋を出て行く。
それにしても妹よ、お楽しみってお前そんな年甲斐のない言葉をどこで覚えてくるんだ…
そしてちゃっかりお土産をたかっていくとは、兄としては財布の中身を含め色々と心配になってくるぞ…
っていかん、遅れてしまう。

俺は自宅を後にし、佐々木の要望通り自転車に乗って駅前に向かう。


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