過去ログ - ダイヤ「大変ですわ! 花丸さんが……!」
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◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:13:22.30 ID:o6gllI6+0
果南さんは豊満な胸をがっしりと掴むその手を無理やり振りほどき顔を背ける。こちら側からではその表情は窺い知ることはできないが、彼女の耳は童謡のトナカイの鼻の如く真っ赤に染まっている。
「戯れてないで今度こそ帰りますわよ」
やれやれといった素振りでダイヤさんは立ち上がり時計に目をやる。陽が傾き辺りはもう随分と暗くなっていた。結局新曲の話はほとんどできず終いだ。
「そうだね、また明日から練習頑張ろう」
恥ずかしいのだろうか、果南さんは足早に教室を出ようと歩を進める。
「ちょっと待って……」
鞠莉さんの不安気な声色に反応して二人がこちらに視線を向けた。
「嘘でしょ……」
刹那、鞠莉さんが果南さんに駆け寄る。
花丸「あ、もう帰るずら? 今日はあんまり新曲の話進まなかったねー」
ダイヤ「一体どうされるおつもりですの……?」
果南「んっ……。だってしょうがないじゃん!」///
鞠莉「このまま放っておく訳にもいかないし」モミモミ
ダイヤ「まぁ、お二人がいいのであれば私は何も言いませんが……」
果南「よくはないけどさぁ……」
鞠莉「あら? 私はべつに構わないけど」モミモミ
花丸「ねぇ何の話? マルだけ置いてけぼり……?」
鞠莉「何でもないの、気にしないで。さぁ行きましょ!」モミモミ
花丸「え〜。変な鞠莉さん」
果南「ごめん、私ちょっとお手洗い……。先行ってて」
鞠莉「この状況で? もうしょうがないわねぇ〜」モミモミ
果南「ついて来なくていいから!」バッ
鞠莉さんは果南さんが頬を赤らめたままトイレへ入っていくのを確認した後、こちらへ振り向き私に向かって小さくウインクした。
私は沈み行く夕日を眺めながら報酬の高級フレンチに思いを馳せるのだった。
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