過去ログ - 城ヶ崎美嘉「カリスマの恋」 -SS速報VIP

過去ログ - 城ヶ崎美嘉「カリスマの恋」

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21:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 22:53:30.16 ID:VhPsDn6v0
「美嘉ご飯できたわよ」
「いまいくー」　
　
　下から呼ぶ母の声に返事をし、アタシは再び鏡で自分の姿を確認する。
　

以下略

22:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 22:56:01.12 ID:VhPsDn6v0
「もうこんな時間。すいません。そろそろ失礼します。ごちそうさまでした」

　食後のコーヒーを一気に飲み、プロデューサーは立ち上がった。
　
「いえいえ。ほら美嘉。プロデューサーさん帰るって。お見送りしましょ」

以下略

23:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 22:59:29.86 ID:VhPsDn6v0
「そういえば」
　
　この微妙な空気に耐えられなかったのかプロデューサーは話題を変える。
「なになにー★」とアタシもそれに乗っかる。

以下略

24:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:00:16.91 ID:VhPsDn6v0
「じゃあ土曜日までに行きたい場所考えといてくれよ。俺も少しは考えておくから」

　プロデューサーはそう言って車のドアをばたんと閉めた。
　
「お姉ちゃんよかったね。デートだよデート」

以下略

25:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:02:32.18 ID:VhPsDn6v0
★★★

「美嘉ちゃん大丈夫？今日どこか上の空だよね」

　同じユニットメンバーの周子ちゃんがキツネのような瞳で覗き込んでくる。

以下略

26:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:04:45.19 ID:VhPsDn6v0
「大方、今週末のPさんとのデートのことでも考えているんでしょう」

　ふふふと笑みを浮かべながら、奏がアタシと周子ちゃんの会話に入ってくる。
　奏が言っていることが図星だったので、アタシは絶句した。

以下略

27:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:06:31.03 ID:VhPsDn6v0
「ほんまにデートやん。お土産よろしくー」
「なんでデートでお土産買わないといけないのさ！」
「えっー！？フレちゃんこの前お土産買ったよー？
　美嘉ちゃん、私たちのことなんてどうでもよくてPさんのことしか考えられないんだ。およよよよ」
「フレちゃんが買ってきたのは、パリでのお土産でしょ！アタシもどこかロケに行くときに買ってくるから！」

以下略

28:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:08:47.47 ID:VhPsDn6v0
　そこからは混沌そのものだった。

「城ヶ崎さん。告白するとのことですが、愛の言葉は考えているのですか？」
「美嘉ちゃんひどい！フレちゃんとは遊びだったのね」
「にゃははー美嘉ちゃん今日もいい匂いだね」

以下略

29:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:10:29.22 ID:VhPsDn6v0
「ねぇ奏」
「なに？おすすめの告白のスポットでも聞きたいの？」
「ううん。あのね……　告白ってどうやってすればいいの？」

　恥をしのんで聞くと、訪れた一瞬の沈黙。

以下略

30:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 23:13:16.13 ID:VhPsDn6v0
★★★

「お姉ちゃん！早くしないとそろそろP君きちゃうよ！」
「わかってる！ていうか莉嘉！部屋入るときはノックしてって毎回言ってるでしょ」

以下略

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