過去ログ - 城ヶ崎美嘉「カリスマの恋」 -SS速報VIP

過去ログ - 城ヶ崎美嘉「カリスマの恋」

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42:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:05:26.78 ID:CP4DS7Ic0
「デート楽しんでる？
　明日はお昼の12時にいつものファミレス、メンバーは私と周子と美嘉の3人よ。
　フレデリカと志希も来たがっていたけど、あの二人はお仕事が入っているの。結果報告楽しみにしているから」

　最後につけてあるキスマークの絵文字までしっかりと読み終えるとアタシの頭に奏の言葉が思い起こされた。

以下略

43:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:07:24.86 ID:CP4DS7Ic0
「ねぇプロデューサー」

　プロデューサーは「なんだ」と返事をする。
　
　プロデューサーは運転中で前を見ているけれど、アタシからはしっかりとプロデューサーの目が見えている。

以下略

44:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:11:33.15 ID:CP4DS7Ic0
★★★

　約束の時間より5分ほど早く着いちゃったけど、二人とも少し前から来ていたみたいで。
　アタシが店内に入ると、
「美嘉ちゃんこっちこっち」と周子ちゃんがテーブル席から身を乗り出して、アタシを呼んだ。

以下略

45:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:14:14.01 ID:CP4DS7Ic0
「そう。振られてしまったのね」

　アタシが人生で初めて好きを伝えたプロデューサーからの返答は

「俺はプロデューサーで美嘉はアイドルだ」だった。

以下略

46:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:17:09.11 ID:CP4DS7Ic0
「これから？」
「えぇ。振られたんでしょう？美嘉はアイドルで、俺はプロデューサーだって。
　これからもプロデューサーさんのことを好きでいるの？それとも仕事のパートナーとして割り切るの？」

　片思いって、時には辛いこともあるわよ。と奏は続ける。

以下略

47:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:20:46.83 ID:CP4DS7Ic0
　事務所のドアを開けるとプロデューサーがぼうっとパソコンに向き合っていた。

　アタシが「お疲れさまでーす」と眠そうなプロデューサーにも聞こえるように声を出すと、
　プロデューサーはこっちを見、慌てて背筋を伸ばした。

以下略

48:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:21:24.36 ID:CP4DS7Ic0
「あら美嘉ちゃんどうしました？今日はお休みだったはずでは？」

　資料室に入ると、ちひろさんが探し物に悪戦苦闘していた。
　ちひろさんの邪魔をするのは悪いので、アタシはさっそく要件を伝える。

以下略

49:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:27:20.68 ID:CP4DS7Ic0
★★★

「続いては城ヶ崎美嘉ちゃんです」
「はーい★今日はよろしくお願いしまーす」

以下略

50:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:29:00.25 ID:CP4DS7Ic0
「美嘉緊張してないか？」
　
　そう言って紺色のネクタイは水を渡す。水を飲みながらアタシは笑顔で答える。

「大丈夫★緊張してないよ」

以下略

51:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:34:45.64 ID:CP4DS7Ic0
「お疲れさま。美嘉この後、時間あるか？」

　キィを回しながら、プロデューサーがきく。

　ほんとはこの後、周子ちゃんの部屋でアタシの誕生日をLiPPSメンバーがお祝いしてくれることになっていたが、アタシは嘘をついた。

以下略

52:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 00:37:28.23 ID:CP4DS7Ic0
「ねぇプロデューサー」

　辺りはすっかり暗くなり、車のライトだけが周りを照らしていた。
　
　山の中を走っているのかな？

以下略

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