過去ログ - 【ラブライブ?】ダイヤ「姉妹」ルビィ「水いらず」
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104:名無しNIPPER
2016/12/14(水) 23:01:32.02 ID:F/5TgM1IO
今、思い返せば。
受け入れられていたのは、わたくしの方なのでしょう。

ルビィがわたくしの部屋に来て、一緒に寝ようと言ってきたのは、ルビィが不安な時だけではありませんでした。
それはわたくしが不安な時でもあったわけで……。

雷の夜、その轟音に身を震わせずに済んだのは、この娘の温もりがあったから。
わたくしが叱られる時はルビィも一緒に泣いていた。
それから、喧嘩の仲直りをするのは、いつも決まってここでした。


スクールアイドルを止めたあの時だって。

家に帰るなり部屋に閉じ籠ったわたくし。
御夕食も食べずに、ひたすら涙を堪えていたのに。

心配するルビィの声を。
泣きそうなルビィの声を聞いただけで、涙が溢れだしたのを覚えています。


「おねえちゃん……」

「…………あけて、おねえちゃん……っ」


どれだけその声に甘えてしまいたいと思ったことか。
けれど、それを見られたくなくて、聞かれたくなくて、扉の向こうから聞こえるあの娘の声を必死に聞かないようにしたことも鮮明に思い出せます。



ダイヤ「優しい子……」

ルビィ「……ゅ……えへぇ……」



髪を軽く触る。
気持ち良さそうな寝息をもらしちゃって……。

まったく、いい気なものですわね。
本当に、まったく……。



………………わたくしの『気持ち』も知らずに。






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