過去ログ - 渋谷凛「GANTZ?」　その2 -SS速報VIP

過去ログ - 渋谷凛「GANTZ?」　その2

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754:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:55:29.60 ID:h4Xe/+vr0
凛の怒り狂う精神がスーツの能力を余すことなく引き出し、

ハードスーツと飛行リングが凛の動きを限界を超えて引き上げる。

凛が手に入れた死に際の超感覚に肉体が付いていき、凛の動きは音速で動くぬらりひょんと同等の水準までに至った。

以下略

755:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:56:02.42 ID:h4Xe/+vr0
2対1でも凛はぬらりひょんを圧倒していた。

全ての攻撃を見切り、避けきり、反撃をしていた。

しかし、その凛に上空から更なる攻撃が襲いかかった。

以下略

756:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:57:05.41 ID:h4Xe/+vr0
まず凛の右腕が吹き飛んだ。

見えていた攻撃、しかし動くことが出来なかった。

僅かに体勢が崩れた瞬間、動くことのできないほんの一瞬をつかれ右腕を吹き飛ばされた。

以下略

757:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:57:53.19 ID:h4Xe/+vr0
そして、手を広げて膝をついて全身を震わせながらぬらりひょん達の前に自身を守るように未央がいる事が分かり凛の暴れ狂う激情は一気に氷点下以下まで下がり背中に冷たい氷を刺し込まれた感覚が襲う。

凛はそうやって聞いた。震えて掠れるような未央の声を。

未央「し、しし、しぶりんも、ししししまむーも、わ、わわわたしが、ま、守るんだ」

以下略

758:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:58:35.22 ID:h4Xe/+vr0
凛「み、お……ダメ……逃げて…………」

その未央に地面に張り付けられた凛からの声が届く。

その声が未央のへし折れかけた心をそっと支える。

以下略

759:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 15:59:15.04 ID:h4Xe/+vr0
立ち上がり構えをとる未央に9体のぬらりひょん達は同時に言葉を発した。

重なり合って反響する声だったが、凛を指差しながら発せられるその声は聞き取りやすかった。

『面白い人間だったが、もう分かった』

以下略

760:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 16:00:37.16 ID:h4Xe/+vr0
星の煌きのような時間の境目に凛は声を聞いた。

――踏み込みが甘か。

凛（……え？）

以下略

761:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 16:01:25.01 ID:h4Xe/+vr0
未央が足を一歩踏み出した。

瞬間、未央の足元が爆ぜる。

その足元から衝撃波が発生し、未央に向かって飛んできた剣が全て吹き飛ばされる。

以下略

762:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 16:02:34.75 ID:h4Xe/+vr0
未央の言葉と共に、凛は全身が暖かい感覚に包まれる。

その暖かい感覚は凛の身体に深く差し込まれた5本の剣を傷口を広げることなく凛の身体から分離させて、

凛は暖かい感覚に包まれながら、空中に浮き上がり誰かの手に収まった。

以下略

763:名無しNIPPER[saga]
2017/05/01(月) 16:03:36.20 ID:h4Xe/+vr0
それを凛はただ見ていた。

何も出来ずにただ卯月の手に包まれて赤子のような状態で見ていた。

同時に、卯月と未央がどうやってここまで圧倒的な力を生み出しているのかも理解してしまった。

以下略

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