過去ログ - セイバー「今日もアヴァロンで独りプレゼント交換だ……」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/21(月) 22:59:24.74 ID:1lnhMKjio

ジーク「俺も若い頃はアチコチに旅をしたが、長じるにしたがい護衛がつけられるようになった」

ジーク「両親も俺の身を案じてのことだろうが……」

アス「いい、おとうさんと、おかあさん、だ」

ジーク「……すまない。君が両親に迷宮に閉じ込められたと知っていながら話すべきことではなかった」

ジーク「配慮のない野蛮な男で本当にすまない」

アス「いい、きかせてほしい」

ジーク「俺は……あるとき女の噂をきいた。誇り高く美しい女の噂だ」

ジーク「逢いたいと思った。あの時の俺はまだ、そういう気持ちが残っていたんだな……」

ジーク「しかし父王と母はかの女のいる国へ俺が向かうのを渋った」

ジーク「女は王女で俺は王子。1つ間違えば戦争になりかねないことを懸念したのだ」

ジーク「俺が一介の騎士ならば、考えなくても済む問題だった」

ジーク「実際、両親を説き伏せて彼の国に渡った俺だが、向こうも俺を警戒していたんだ」

アルジュナ「その姫君とは結局どうなったのです?」

ジーク「俺は武功をたて、王の信を得て、彼女を妻にした」

アルジュナ「その後、妻を兄弟で分けるように言われたりは?」

ジーク「え?」ナニソレコワイ

アルジュナ「え?」

ジーク「つまりだ、王子とは……いや、王もそうなのだが」

ジーク「その行動1つで自分以外の人間の運命も背負っている者の事だと俺は思う」

ジーク「だから俺のせいで多くの人間が不幸になったのは王子としても本当にすまないことだと思っている」

アス「じーくふりーと、は、がんばった、よ」


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