過去ログ - 八幡「俺が仮面ライダーに……?」
↓ 1- 覧 板 20
10:くすっち[saga]
2016/11/23(水) 18:01:13.18 ID:L30vDNXh0
気持ちわりい。なんなんだこれ……。
次の瞬間、俺は自分の目を疑うことになる。
教室の窓から、突如糸が伸びてきて、俺の体に巻きついたのだ。そしてその窓の中には、巨
大なクモの化け物が。
「が…はっっ…」
ものすごい力で糸に引っ張られる。
「や、めろ……くそ、ほんとに何なんだよ……」
そして俺は……、
鏡の中に入った。
何を言っているんだと思うだろうが、事実なのだから仕方がない。
間違いなく、俺は鏡の中に入ったのだ。
鏡面に触れた瞬間、重力が消えた。謎の浮遊感に見舞われる。頭痛はいつの間にか消えてい
た。
浮遊感が消え、目を開けるとそこは、先ほどと変わらぬもとの奉仕部の部室だった。
いや、変わらないわけではない。そこには、俺を引きずりこんだクモの怪物がいた。
「ひうっっ……」
俺は情けない声をあげてしまう。ふと、自分の手を見ると、それは自分の物ではなかった。
灰色なのだ。手が、灰色。灰色で、金属質な感じがする。
「ああ?」
これは、夢だ。そうに違いない。鏡の世界なんて存在するはずがないし、俺の体
おかしくなってるし。
すると、クモが巨大な脚で俺に攻撃を仕掛けてきた。
「ガァッ!」
痛い。めちゃくちゃ痛い。たとえ夢だとしても痛いのは嫌だ。つーか待て、夢の中って五感
が鈍くなるはずだろ……?なんでこんなリアルな痛みが……?
ともあれ逃げようと思い、動こうとしたがその前に蜘蛛が糸を吐き出し、再び俺の体を拘束
した。
身動きが取れない俺に、蜘蛛は容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
その足が、俺の体を抉ろうとしたまさにその時。
何かがその攻撃を止めた。
「驚いたわ。まだ契約していないライダーがいるなんて。」
60Res/76.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。