過去ログ - 八幡「俺が仮面ライダーに……?」
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3:くすっち[saga]
2016/11/23(水) 17:39:17.48 ID:L30vDNXh0
「当たり前だ。それと比企谷、きみに質問がある」

「なんですか?」

不機嫌さを隠さずに俺は言う。

「君は、部活とかやっているのかね?」

「いいえ」

「友達とかはいるのか?」

「平等を重んじるのが俺のモットーなんで、特に親しい人間は作らないようにしてるん

すよ」

「つまりいないんだな?」

「まぁ、そういう解釈もできますね」

「やはりそうか!私の見立て通りだな!」

俺を傷つけるだけの事実確認がしたかったのか?

「彼女とか、いるのか?」

「今はいないですね」

まぁいたことないけどね!

「そうか……よし、こうしよう。レポートは書き直せ」

まぁ、異論はない。さっき自分で認めたしな。

「はい」

「だが、君の心ない言葉に私が傷ついたのも事実だ。女性に年齢の話をしないのは常識だろ

う」

「不文律を根拠に責められるのは釈然としませんね……それに、

そっちは俺の体を傷つけたんだからお相子でしょう」

「体の傷はすぐに治る、だが心の傷は一生治らないんだよ」

知ったこっちゃねぇよんなもん。

「罪には罰を与えないとな。君には、奉仕活動をしてもらう」

「奉仕活動……?」

なんだよ、面倒くせえな。俺の揚げ足とって自分の仕事手伝わそうとしてるんじゃ

ねぇの。つーか、落ち度の面でいえば圧倒的にこいつのほうが大きい気がするんだが……

仕方ない。今後は当たり障りのないことを書くようにしよう。

そう自分に言い聞かせる。 正論が通じない人間はことのほか多い。

「付いてきたまえ」

平塚に連れられて、特別棟の廊下を歩く。

嫌な予感がする。というかこの人といて嫌な予感がしなかったことがない。

階段を上り、ついに最上階の四階まで来た。

「着いたぞ」



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